駄文型

意識低い系エンジニアの日記です。

冬のりんごが好きだ。

冬のりんごが好きだ。とろっとした蜜入りのものだとなおいい。冬は鍋もいい。白菜だとか葱だとか大根だとかをざくざくに切って鍋にぶちこめばそれでいい。寒い日は鍋と芋焼酎のお湯割りで温まりたい。夏のピーマンや茄子も好きだ。ぷりぷりに輝く姿を見かけると思わずかごに入れてしまう。秋の秋刀魚も旨い。ほくほくのごはんがよく進む。季節のものはいい。安くておいしいからいい。どこでも買える手軽さがいい。

手軽なものというのは,容易に日常に侵入してくる。気づいたらそこにいる。少し前まで見かけなかったのに,当たり前にそこいいて,我が物顔で僕の日常に居座るんだ。だけど毎日食べたって飽きやしない。

寒い日は早く帰って温かいごはんを食べたい。

地元福岡に帰った時に買うおみやげ・行くお店・スポットまとめ

妻と地元が同じということもあって,僕は年末年始などの大型連休の時に実家によく帰る(最近は友人の結婚式ラッシュも手伝って飛行機代が結構バカにならない)。その時によく買うおみやげと行くお店をまとめてみた。

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日曜日にアニマスを全話観て泣いた

妻の不在中に迂闊にも録画していたアイドルマスターのアニメ,通称アニマスを全話観て泣いてしまった。今放送中のアイドルマスターシンデレラガールズではなく,THE IDOLM@STERの方だ。観たことある人なら知っていると思うが,このアニメ,よくできているのだ。アイドルとして少しずつ成長していく登場人物たちに共感できる。というか泣ける。

個人的には23話が好きだ。春香が事務所に帰ってきて,小鳥さんと話しながらココアを飲んでいたところにプロデューサーが帰ってくる一連のシーンがすごくいい。春香がファンからのプレゼント?のクマのぬいぐるみをなでた次の次のカットでそのぬいぐるみを抱きかかえていたり,プロデューサーが春香と会話をしながらコートをハンガーにかけていたり,そういったキャラクターの画面の外での動きが自然に表現されていた。そういう細かい演出を見ると,ああいいなと思ってしまう。あと小鳥さんがマグカップを置くときにきちんと取手を回す仕草が描かれているのもいい。

全話一気に観て,最終回を見終わって急に現実に引き戻された。あー仕事行きたくねえ。ひとり寂しい。僕もアイドルになりたい。

創英角ポップ体に魅せられたひとびと

痛ましい事件が起こった。悲劇と言ってもいい。

事が起こったのは先月のことだ。年末の糞忙しい時期に僕はパワポの資料作成を押し付けられた。一応断っておくが,年末だからといって意識低い系を自称している僕自身は忙しくなかった。正確に言うと糞忙しかったのは僕ではなく僕以外の周りの人間だ。同僚の仕事っぷりに興味もないし知りたくもないが,マスクをして咳をしながら遅くまで残って人もいるようだったのできっとやるべきことが山積しているのだろう。普段からのらりくらりと降りかかる仕事をかわしながら過ごしてきた僕は,年末だから特に忙しくなるということもなかった。だから件の仕事を引き受けること自体は何の問題もなかった。普段から「忙しい」を口癖にしている輝かしい同僚たちのために,慈愛の心をもって自ら志願したのだ。決して暇すぎて社内ニート状態になっていたところにわざわざ仕事を作ったわけではない。

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ブラタモリが面白かったので少しだけ調べてみた

ブラタモリが3年ぶりに復活し1月6日に放送された。4月からレギュラー番組として復活するようで,今回の放送はそれに先立った特別番組だ。舞台は京都。いいともが終了になったおかげで地方ロケに行けるようになったようだ。

番組の内容

キーワードは「京都の巨大プロジェクト」。京都の衰退の危機を救った「琵琶湖疏水」「御土居」「新京極通」という3つのプロジェクトの軌跡をだどる。

明治2年(1869)の東京遷都が京都の街に与えた影響は大きかったようだ。幕末までは倒幕の気運高まる政争の中心であった京都だが,遷都によって一気に人口が減少した。その危機を救い,京都の近代化プロジェクトが「琵琶湖疏水」と「新京極通の整備」だ。御土居は遷都関係ない。時代違うし。

琵琶湖疏水

琵琶湖疏水とは,その名の通り琵琶湖から京都まで水路を引いて流通路にしようというスゴい疎水事業。その規模は当時としてはかなり大きなものであったらしい。当時の重大な工事はすべて外国人技師に委ねていたが,この疎水事業は日本人によって遂行された。その意味では,この琵琶湖疏水事業は我が国最初の大土木事業と言えるのかもしれない。疎水は水力発電にも利用された。京都スゴい。

京都市上下水道局:琵琶湖疏水の歴史(1)

 日本人の技術で行う土木工事としては,今までに例を見ない大工事であり,当時の未発達な土木技術や貧弱な機械・材料に悩まされながら工事を進めました。工事の遂行に当たっては,ダイナマイトとセメント以外の大半の資材を自給自足し,夜に技術者を養成,昼には実践するという現代ではおよそ想像もつかない努力の積み重ねでした。

 疏水計画は着工前後に何度も変更されましたが,最も大きな変更は,工事の途中で田邉朔郎ほかが水の利用方法等について米国へ視察に行き,水力発電の実用化に踏み切ったことです。

 明治24年,蹴上に日本最初の商業用水力発電所が稼働したことは,我が国文明史に大きな足跡を残しています。

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やましくないからこそプライバシーが重要

大阪市の生活保護プリペイドカード化に関するニュースが賛否両論だったのを見てなんとなく感じたことをまとめてみる。ちなみに利権云々は関係ない。プライバシーのおはなし。

やましいことがなければプライバシーなど気にしなくていい,という詭弁

プライバシーに関する議論になったとき,ほとんど必ず出てくる意見がある。「やましいことがなければ情報の開示(政府やサービス提供者による監視,またはネットユーザーの相互監視)に同意できるはずだ。プライバシーについて口やかましく権利を主張するのは,何か悪事を企んでいるからに違いない」というものだ。この意見はインターネットによる監視社会を快く思っていない人々の間でさえ広まっているかもしれない。

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東京生まれ東京育ちの人って年末年始どうしてるの?

今僕は年末年始の連休を利用して実家に帰っている。着替えや土産をスーツケースに詰めたり,新幹線で読むための本を買ったり,帰省はちょっとした旅行だ。

夫婦2人分の新幹線代は結構な額になるが,やっぱり実家はゆっくりできて良い。静かだし,脚を伸ばせる湯船に入れるのが良い。妻の実家もすぐ近くにあるので,連休中の半分くらいはお邪魔している。いつも温かく迎えていただけるので,いつも甘えてのーんびりとしている。

学生時代の友人は全国に散らばっているため,年末年始くらいしか会える時期がない。必然的にこの時期は忘年会と新年会ラッシュになる。

そこでふと思ったのだか,東京生まれ東京育ちの人って年末年始をどう過ごしているのだろうか。親が健在で特別関係が悪くなければ元日くらいに顔を出すのだろうか。あるいは普段の休日と同じように自宅で過ごすのだろうか。なんとなく気になった。