甲子園で強い県ほど少年犯罪が多い
先日気になる記事を見つけた。
少年犯罪 [ 2010年第一位 高知県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
上記の記事は警視庁の犯罪統計から都道府県ごとの少年犯検挙人数を推計し,ランキングにしたものだ。その中で以下のような記述がある。
甲子園通算勝率と高い相関があるのも興味深い。甲子園で活躍するエネルギーと犯罪に向かうエネルギーは似ているということだろうか。
少年犯の検挙数と甲子園の勝率に高い相関があるらしい。同サイトでは「高い相関がある」という記述のみだったので,サイト内の情報をもとに散布図を作ってみた。
横軸が各都道府県の少年人口1万にあたりの少年刑法犯の検挙人数で,縦軸が甲子園での通算勝率である。相関係数は0.607。相関があるっぽい。「少年」「刑法犯」「通算勝率」等の定義については各記事を参照いただきたい。
- 少年犯罪 [ 2010年第一位 高知県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
- 甲子園通算勝率 [ 2014年第一位 神奈川県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
甲子園で活躍するエネルギーと犯罪に向かうエネルギーが似ているかどうかは疑問だが,何らかの因子が両者に影響を与えている可能性はありそうだ。両者に直接的な因果関係があるとは考えにくため,間違っても甲子園で地元高校が連覇を果たしたからといって息子の非行を心配したり,地元高校の応援のために娘に万引きをさせたりすることのないように。